名古屋が新助っ人の獲得を決定 日本10年目となる中盤の支配者と日本代表MFとのコンビに期待

名古屋に加入した photo/Getty Images

レオ・シルバを鹿島から獲得

名古屋グランパスは、鹿島アントラーズからレオ・シルバを獲得したことを発表した。2013年に日本へやってきた経験豊富なボランチの補強は、名古屋に大きな安定感を与えることだろう。

2013年にアルビレックス新潟へ加入したブラジル人MFは、加入後すぐにチームの主力となる。1年目で32試合に出場すると、新潟で4シーズンで出場30試合未満は2015年の1シーズンのみ(同年は25試合出場)と絶対的な存在感を示した。

2017年に鹿島へ移籍すると、鹿島でも自身の持ち味を発揮してレギュラーを勝ち取る。2018年にはAFCチャンピオンズリーグを制し国際タイトルを獲得すると、昨季も29試合に出場した。

豊富な運動量と守備でのカバーリング能力、ボール保持時の推進力とボランチに必要な能力を高水準で兼ね備えるレオ・シルバ。強烈なミドルシュートも武器としており、日本での9年間で24ゴールを決めている。名古屋ではボランチに稲垣祥という絶対的なMFが存在しており、来季は彼とコンビを組むことになるだろう。豊富な運動量と高精度なキックに推進力のあるドリブルも持ち合わせる稲垣とのコンビは、強力なダブルボランチとなる。

また欠かすことのできない稲垣の代役としてもプレイ可能だ。今季の稲垣は全試合に出場しており、チームでは替えの利かない存在となっている。日本代表にも招集され、試合数が増えてくる彼を少しでも休ませることができれば、クラブでもベストコンディションで起用することができる。レオ・シルバとの併用も戦略の1つかもしれない。

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