35歳でブラジルの頂点に立った元Jリーガ― クラブにタイトルをもたらし個人賞を総なめ

個人賞を数多く獲得した photo/Getty Images

19ゴールで得点王とMVPを獲得

アトレチコ・ミネイロはブラジレイロ・セリエAで50年ぶりのリーグタイトルを獲得すると、コパ・ド・ブラジルでも優勝を果たして2冠を達成する。今季ブラジル国内でもっとも強いチームと言っても過言ではないクラブでエースとなっている男が、Jリーグでもプレイしたフッキだ。

川崎フロンターレや北海道コンサドーレ札幌、東京ヴェルディでプレイした経験のあるフッキ。日本で得点量産した怪物ストライカーは、ポルトやゼニトで活躍して上海上港でもプレイする。昨年末にチームを退団すると、2021年1月からアトレチコ・ミネイロへと加入した。

若くして日本へとやってきたフッキは2005年以来となるブラジルでは、どのような活躍を見せるか注目が集まった。そんな中での今シーズンは35試合に出場し、19ゴール7アシストとゴールラッシュを見せて得点王に輝く。チームをチャンピオンに導くと文句なしのMVP受賞となり、さらに進化したシーズンとなった。

持ち前のフィジカルとスピードで日本だけでなくポルトガルやロシアでもゴールを量産したフッキ。彼の武器は35歳となった今でも衰えることはなく、母国でも通用することを証明した。FIFAワールドカップも経験し30代を迎えたことで、より多くの経験値も得た。強靭な肉体で相手を吹き飛ばし、自身の得意な得点パターンに持ち込める強さは、年齢関係なく輝きを放っているのだ。

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