アーセナルが中盤の補強に動く ターゲットはリーガで躍動する“アルゼンチンのカゼミロ”

アーセナルが関心を寄せているロドリゲス photo/Getty Images

中盤のボールハンターだ

ここまで好調をキープし、プレミアでは4位に付けているアーセナル。上位3クラブとの差は大きいが、下位相手には取りこぼさず、確実に勝ち点を積み上げている。

そんなアーセナルだが、今冬での補強が重要となるか。CLやELといったコンペティションはないが、終盤に疲弊する他クラブとの差を付けるためにもスカッドを充実させる必要はある。そこでターゲットになっているのが、レアル・ベティスのMFギド・ロドリゲスだ。

英『football.london』によればアーセナルは夏からロドリゲスに関心を示していたようで、今冬の移籍市場で再アタックを仕掛けるようだ。

アルゼンチンのリーベル・プレートでプロキャリアをスタートさせ、2020年にベティスに加入したアルゼンチン代表MF。当時26歳で5大リーグ初挑戦と遅咲きの選手ではあるが、指揮官であるマヌエル・ペジェグリーニに重宝され、昨季リーグ戦35試合に出場している。

中盤を本職とする選手であり、ボール奪取を得意としている。直近では快勝したレアル・ソシエダ戦では2回、バルセロナ戦でも3回のタックルを成功させている。身長185cmとサイズもある選手であり、強靭なフィジカルを持つプレミアの選手たちにも負けない強さを持っている。課題とされていたビルドアップでも改善が見られており、気になる人材だ。

しかし、イエローカードを貰うことが多く、昨季は10枚、今季は既に4枚貰っており、カードコレクターとなってしまっている。プレミアでは接触のファウルはそこまでとられないが、不安要素の一つではある。

守備の粗さは目立つも実力者であることは間違いないロドリゲス。報道ではアルゼンチンのカゼミロと呼ばれており、レアル・マドリードのブラジル代表MFカゼミロに例えられている。

しかし、現状の中盤はグラニト・ジャカ、トーマス・パルティ、モハメド・エルネニー、エインズリー・メイトランド・ナイルズ、アルベール・サンビ・ロコンガと既に5人の中盤がいる。起用されることの少ないエルネニーを除いても4人であり、こちらを優先せず、FWの補強を進めるべきだといえるが、今後の動向にも注目したい(データは『WhoScored.com』より)。

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