欠場中のファン・ダイクに代わりリーダーを務める 高精度キックを見せたCBの課題は

マティプが大きな存在感を見せる photo/Getty Images

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FWをさらに活かせられるか

リヴァプールとトッテナムがプレミアリーグ第18節で対戦し、2-2のドローで終了した。前節の試合前に新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たフィルジル・ファン・ダイクはこの試合も欠場しており、CBはジョエル・マティプとイブラヒマ・コナテが先発した。

ファン・ダイクに代わってチームのディフェンスリーダーを務めたマティプは、ボールポゼッション時にも足元の技術を活かして安定したプレイを披露。同選手の持ち味でもあるアグレッシブな攻撃参加で、時には最前線に飛び出すなど神出鬼没な攻撃がトッテナムを苦しめた。

今試合ではロングパスも13本中10本を成功しており、キックでも高い成績を残した。195cmという長身に足元の技術、さらに高精度のパスとリヴァプールのCBでも高水準のクオリティを披露して、ファン・ダイクの穴を埋めているのだ。

そんなマティプの課題として挙げられるのは、チャンスへつながるロングパスを増やせるかどうかだ。ファン・ダイクは相手CBの裏のスペースへ一発でパスを供給するなど、攻撃の第一歩となるキックを見せている。今試合はそのようなシーンを見ることはなく、中央を固める相手に対し、攻撃がサイドのスペースを突くことが多かった印象だ。中央から一気に崩せるようなパスを見せることができれば、マティプもさらに進化することだろう(データは『SofaScore』より)。

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