ロングパス成功率は驚異の“100%” 相手の裏を狙い続けたトッテナムの最後尾の司令塔

パス精度の高さを見せたダイアー photo/Getty Images

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3バックの中央で出場したダイアー

トッテナムはプレミアリーグ第18節でリヴァプールと対戦。逆転を許す厳しい展開となったが、同点に追いつき2-2のドローで試合を終えた。この試合で存在感を放ったのが、最後尾から何本もの決定機を作ったエリック・ダイアーだ。

3バックの中央でスタメン出場したダイアーは、前半からパスでリズムを作る。リヴァプールの最終ラインの裏のスペースに対し、ソン・フンミンやデル・アリが抜け出せるパスを供給し続けた。

そんなダイアーは、パスのスタッツで高い成績を記録。全体のパス成功率は「91.1%」と90%を超える高い数字を見せる。さらにロングパス成功数は13本ながら、成功率は脅威の「100%」と供給したすべてのロングパスを成功させている(データは『SofaScore』より)。

トッテナムの今試合の支配率は44%と厳しい内容だったのは間違いない。それでも彼が最終ラインから攻撃のリズムを作り、最終ラインから幾度となくパスを供給したことで、ゴールへとつながったと言えるだろう。トッテナムが誇る最後尾の司令塔が、上位をひた走るリヴァプールを悩ませる一因となった。

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