11ゴールのうち“8ゴール”はヘディング 大迫の元相棒は空の戦いを支配する

ケルンを引っ張るモデスト photo/Getty Images

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まさに利き足は頭と言っていい数字

また頭だった。19日に行われたブンデスリーガ第17節のケルンVSシュツットガルト戦はケルンが1-0で勝利を収めたが、試合を決めたのはケルンFWアントニー・モデストのヘディングゴールだった。

モデストはこれが今季リーグ戦11点目だったが、驚きなのはその内訳だ。11点のうち8点を頭で決めており、本当に利き足は頭と言ってもいい内訳となっている。今回のヘディングシュートも後ろに下がりながらの難しいシュートだったが、上手く頭を振ってゴール隅へと沈めている。単純に187cmのサイズを活かすだけでなく、ヘディングの技術も高い。

シュート本数で見ると、ここまでモデストは左足で9本、右足で20本、そして頭で37本のシュートを打っている。ヘディングシュート数は今季のブンデスリーガでは断トツのトップで、ヘディングシュート数2位のバイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキ(16本)を大きく上回っている。
ケルンとしてもモデストの存在は大きく、モデスト目がけてクロスを放り込めば何かが起こると感じさせてくれる。ターゲットマンとなるモデストが前線に構えている意味は大きい。

モデストといえば、2016-17シーズンにはケルンで日本代表FW大迫勇也とコンビを組んで大暴れしたことを記憶している日本のサッカーファンも多いだろう。当時のモデストはリーグ戦で25得点を奪い、大迫の方もチーム2位となる8得点を記録。ケルンにとっては特別なシーズンとなり、5位でシーズンを終えることが出来た。

モデストがブンデスリーガで二桁得点を決めるのはそれ以来のことで、現在ケルンは8位。当時の再現を期待しているサポーターも多いはず。3位フライブルクとも勝ち点差は4点しか離れていないため、後半戦もモデストの頭を武器にトップ4を狙いたい(数字は『WhoScored』より)。

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