まさかの昇格組が《ホーム無敗》の折り返し バルサをも撃破して25ポイント稼ぐ要塞

快進撃を見せるラージョ photo/Getty Images

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リーガでは4位につける

誰がこんな展開を予想しただろうか。リーガ・エスパニョーラで現在4位につけているのは、昇格組のラージョ・バジェカーノだ。

彼らの凄いところは、今季まだホームで黒星が1つもないのだ。開幕からセビージャ、レアル・ソシエダとアウェイ2連戦で連敗した際には1部で戦っていく力が無いかとも思われたが、初のホームゲームとなった第3節のグラナダ戦では相手を4-0と圧倒。ここからラージョの本拠地カンポ・デ・フットボル・デ・バジェカスは要塞となった。

10月にはホームでバルセロナをも撃破し、ここまでホームでは9試合で勝ち点25も稼ぎ出している。ここまでホームでの戦いが安定していれば、ひとまず今季の残留は確実だろう。
試合数に違いはあるが、ホームで獲得した勝ち点数はリーグ・アン首位のパリ・サンジェルマンと同じ。ブンデスリーガのバイエルンは今季ここまでホームで24ポイント、イングランドのマンチェスター・シティは22ポイント、セリエAのインテルは20ポイントとなっており、いかにラージョが安定しているかが分かる。

ラージョは18日に行われたアラベスとのホームゲームもあっさり2-0で勝利し、年内のホームゲームは終了した。昇格組が年内のホームゲームを無敗で切り抜けるとは誰も想定していなかったはずだ。

ここまでくれば、目標は残留から欧州カップ戦出場権獲得へ切り替えていくべきだろう。年明けにはアトレティコ・マドリードとのアウェイゲームが予定されているが、今のラージョならば白星を狙えるはず。

注目の青年監督アンドニ・イラオラに率いられたチームはどこまで数字を伸ばすのか。まだラージョの旋風は止まりそうにない。

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