2022年はアーセナル大成功の年になる? 総得点の“52%”を21歳以下が奪う若手軍団完成

良い流れに乗る若きアーセナルの選手たち photo/Getty Images

2016-17シーズンより、プレミアリーグで5位、6位、5位、8位、8位と、すっかりトップ4から漏れることが日常となってしまったアーセナル。

しかし、長いトンネルの出口は少しずつ見えてきているのではないか。

2019年12月に指揮官となったミケル・アルテタにはこれまで何度か解任の危機が騒がれたこともあったが、クラブはOBの青年指揮官を信じてきた。さらに若い選手を軸に据える考えも一貫しており、その成果が出始めている。

イングランド代表で主力を狙うところまで成長したMFブカヨ・サカ、エミール・スミス・ロウ、2人に続いて主力になっていくであろうブラジル人FWガブリエウ・マルティネッリなど、今のアーセナルはとにかく若手が元気だ。

今夏に加えたDF冨安健洋、ベン・ホワイトの若手DF2人もヒットしており、英『Evening Standard』は「2年間のアルテタ政権を経て、2022年に大成功を収める準備が出来ている」と来年の躍進に大きな期待をかけている。

今季のアーセナルは、リーグ戦で決めた得点のうち52%を21歳以下のプレイヤーが決めている。主将を務めてきたFWピエール・エメリク・オバメヤンがその腕章を剥奪されるトラブルはあったが、マルティネッリが今の調子を維持するならばオバメヤンの穴は簡単に埋まる可能性もある。

レアル・マドリードから加えた23歳のノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーもチャンスメイクのセンスは抜群で、時間とともにさらに良くなるだろう。

あとはもう1枚ほど若い即戦力のセンターフォワードを迎えられれば、来季に向けて攻守の穴は少なくなる。今季、あるいは来季にはトップ4へ戻れるのか。アルテタ体制を継続してきた効果は確実に現れている。

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