あの暴れん坊DFペペの倍以上…… 21世紀最も“退場している”DFに27度目のレッド

PSGでも退場してしまったラモス photo/Getty Images

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終盤に続けて2枚もイエローをもらってしまう

世界最高クラスのセンターバックであると同時に、世界最高クラスの暴れん坊でもある。

今夏パリ・サンジェルマンへ加わったDFセルヒオ・ラモスの印象はそんなところだろう。少々血の気が多いところもあり、カードトラブルも目立つ選手だ。

そのラモスは、22日に行われたロリアン戦にて加入後初のレッドカードをもらってしまった。後半36分に1枚目の警告を受けると、41分にはドリブル突破を仕掛けた相手FWと接触して2枚目のイエローで退場。やや2枚目は不運な判定にも思えたが、走行コースを体で妨害したとのジャッジで退場となってしまった。
キャリアを振り返ると、ラモスは何とこれが27回目の退場だ。これは21世紀に入ってからの欧州5大リーグではダントツのトップとなっており、2位のチアゴ・モッタ&フィリップ・メクセス(16回)、3位のマキシ・ロドリゲス(15回)を大きく上回る(数字は『Transfermarkt』より)。

モッタとメクセスもファイター型の選手で、他にはインテルなどで活躍した元ガーナ代表MFサリー・ムンタリ、現ミランFWズラタン・イブラヒモビッチも14回ずつ退場がある。イブラヒモビッチは前線の選手だが、怒りのスイッチが入った際には荒いプレイも目立つ。

ラモスは35歳とベテランになったが、まだ落ち着く気配はない。意外かもしれないが、レアル時代に暴れん坊センターバックとしてラモスとコンビを組んでいたポルトガル代表DFペペは、これまで12回しか退場がない。ペペには悪童とのイメージもあるかもしれないが、ラモスの半分以下だ。

このままでは、ラモスは30回の大台に達してしまうかもしれない。不思議なことにスペイン代表の方では180試合を通して退場経験がないのだが、クラブの方では21世紀No.1のカードトラブルプレイヤーになってしまっている。

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