今季前半戦の評価は“チーム最低” バイエルンで燻る22歳に近づくタイムリミット

バイエルンでの立場が危うくなっているキュイザンス photo/Getty Images

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今冬の放出は濃厚か

バイエルン・ミュンヘンで燻る22歳にはタイムリミットが近づいているのだろうか。備えているポテンシャルは優れているはずだが、MFミケール・キュイザンスには時間切れが迫っているのかもしれない。

2019年夏のマーケットにて、ボルシアMGから1000万ユーロの移籍金で加入したキュザンス。大きな期待をかけられてのバイエルン加入だったはずだが、以降の在籍2年半における同選手の出場はわずか13試合にとどまっている。今季もユリアン・ナーゲルスマン監督の信頼は得ることができず、リーグでの出番は途中出場からの1試合のみだ。

そんな状況を受けて、今冬バイエルンはキュイザンスを放出するとの噂が。独『Spox』によると、クラブは彼の態度の悪さも重く見ている様子。現在は先日行われたブンデスリーガ第17節ヴォルフスブルクにて、ベンチから指揮官に向かってビブスを投げた行為も話題となっている状況だ。
このヴォルフスブルク戦での行為については本人が「誤解だ。僕はトラブルを起こすようなプレイヤーではない。クラブとは衝突したくないよ」と釈明しているものの、依然としてキュザンスの立場が厳しいのは間違いない。独『Bild』による今季前半戦のパフォーマンス評価点もチーム最低の「6」となっている同選手(評価は「1」が最高)。同じく放出候補となっているDFブナ・サールでもその評価は「5」となっているだけに、ウィンターブレイク明けすぐに現状の評価を覆せないのであれば放出は既定路線と言っていいだろう。

優れた才能を備えてはいるものの、なかなか活躍することができていないキュイザンス。はたして、22歳のバイエルンにおける挑戦には終わりが近づいているのだろうか。時間切れの瞬間は迫っている。

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