2年間で市場価値は“3倍近く”上昇 ミランで急成長した右サイドの支配者

ミランの右サイドで重要な役割を果たしているサレマーカーズ photo/Getty Images

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ロッソネリで評価上昇し続けるベルギー代表MF

近年、獲得してきた若手が次々と成長を果たし、チームの世代交代が順調に進んでいるACミラン。今季のチーム平均年齢は26.9歳で、これは第19節終了時点におけるセリエAの上位4クラブの中で最も低い数字となっている。強さと若さの両立。これが実現できているのは、MFサンドロ・トナーリ(21)やMFブラヒム・ディアス(22)、FWラファエル・レオン(22)などがしっかりと成長した結果と言えるだろう。

では、そんなミランが抱えるヤングタレントのなかでも、獲得時から最も大きく評価を伸ばした選手は誰か。前述した3名も素晴らしい成長を見せてくれたが、“最も評価が伸びた選手”を決めるとなればもうひとり挙げておきたい候補がいる。

その選手とは、ベルギー代表MFアレクシス・サレマーカーズ(22)だ。2020年冬の移籍市場でアンデルレヒトからレンタルで加入し、同年の夏に完全移籍へと移行した同選手。加入当初こそそこまで目立つ存在ではなかったものの、豊富な運動量や複数のポジションをこなすユーティリティ性能の高さを武器として彼は着実に評価を上昇させてきた。そして、今ではミランのサイドに欠かせぬ存在となっており、今季ここまでチームがこなした全25試合に出場する活躍を見せている。
そんなサレマーカーズの市場価値はこの2年間で急上昇。移籍情報専門サイト『transfermarkt』によると、ミランに加入した2020年1月には630万ユーロだった彼の市場価値は、今や1800万ユーロにまで上昇している。加入からの2年間で、若きベルギー代表MFはその価値を実に3倍近くも伸ばすことに成功したのだ。

少し地味な存在ではあるのだが、確実にチームの主力としてミランを助ける存在となっているサレマーカーズ。ロッソネリにとって彼の獲得が大ヒット補強となったのは間違いない。

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