あの輝きは一時のものだったのか ここまで6試合でしか起用されていないルベン・ディアスの元相棒

昨季のストーンズはワールドクラスだったが、今季その姿はない photo/Getty Images

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今季は怪我でベンチ外が続いている

6-3と互いにゴールを取り合う乱打戦となったプレミアリーグ第19節マンチェスター・シティ対レスターの一戦はシティの勝利に終わっている。シティは前半だけで4ゴールを奪っており、7-0で勝利したリーズ戦の再現かと思われたが、レスターが途中1点差まで詰め寄る反撃を見せる。しかし勢いは足りず、ペップ率いるシティが上手だったようだ。

無事勝ち点3を手にしたシティだが、後半での3失点はやはり気になる。特に1失点目と2失点目は左サイドから同じ形でエデルソン・モラレスの守るゴールを破られており、アイメリック・ラポルトの対応がまずかったか。1失点目は滑ってしまっており仕方ないが、2失点目はラストパスを出したケレチ・イヘアナチョにタイトなマークをつけられていない。その他にも守備時で気になる点は多く、怪我で離脱しているジョン・ストーンズの復活が待たれる。

そんなストーンズだが、今季は怪我での離脱が散見されている。試合出場数もリーグ戦では6試合のみ。既に19試合を消化していると考えれば、少なすぎる。昨季はルベン・ディアスと共に大活躍だっただけに、彼がワールドクラスと評価されないのはこういった稼働率の低さにあるだろう。

また、ストーンズを起用できないことで、レスター戦のようなディアスとラポルトのコンビが増えている。ビルドアップだけならこのコンビでもいいのだが、守備での対応を考えれば、ラポルトは強みを見せられる選手ではない。左サイドバックであるオレクサンドル・ジンチェンコとの連携もそこまで完成されているとはいえず、ストーンズが復帰することがなければ左サイドでの守備の脆さは今季の課題となるか。

昨季はクラブやイングランド代表で大活躍だったストーンズ。その反動か今季はあまり稼働できておらず、このような状況が続ければ、また放出候補に逆戻りしてしまうだろう。

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