30代から始める“全盛期” ケアーが過ごすミラン&デンマーク代表最高の日々

ミランの最終ラインを束ねるケアー photo/Getty Images

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クラブと代表の両方でベストに近い状態

パレルモやヴォルフスブルクでプレイしていた頃より優秀な選手ではあったが、デンマーク代表のキャプテンを務めるミラン所属DFシモン・ケアーは30代からが全盛期と言えるのではないか。

ケアーはデンマーク国内のミッティランの下部組織を経て、イタリアのパレルモ、ドイツのヴォルフスブルク、ローマ、フランスのリール、トルコのフェネルバフチェ、スペインのセビージャ、再びイタリアに戻ってアタランタ、そして2020年の冬にミランへレンタル移籍した。

たいてい1つのクラブには2シーズンほどしか在籍しない移動の激しいキャリアとなっているが、ケアーはようやくミランで腰を落ち着けようとしている。昨夏にはミランが買取オプションを行使し、今年10月には契約も2024年まで延長。現在は怪我で離脱しているが、ミランの最終ラインに欠かせぬリーダーとしてクラブから絶対の信頼を受けている。
伊『Calciomercato』によると、ケアーもミランでは初日からキャリア最高のパフォーマンスが出来ていると胸を張る。

「ここは僕が最も居心地良く感じるクラブだよ。ピッチ内外での役割が合っている。ミランは僕を若いチームの主役に選んでくれた。僕たちはクラブをイタリアのトップに戻し、チャンピオンズリーグにも戻った。僕も最初からキャリア最高の働きが出来ていると思う」

現在ケアーは32歳。デンマーク代表の方も今は勢いに乗っており、今夏にはEURO2020ベスト4入りを経験。来年のワールドカップでも躍進が期待されており、ケアーはクラブと代表の両方で良い時間を過ごしている。ベストと呼べるクラブを見つけるまでに時間はかかったかもしれないが、今の若いミランにケアーはピッタリだ。まだキャリアの中で目立ったタイトルを獲得したことがないが、目指すはミランでのスクデットだ。

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