左足の高精度キックも浦和の強みとなる 琉球から加入した若きCB

琉球で存在感を示した(写真はイメージ) photo/Getty Images

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今季はJ2で27試合に出場

浦和レッズはFC琉球より知念哲矢の獲得を発表した。J2の舞台で戦う24歳が浦和の将来のリーダーを務められる存在となるか。

昨シーズン近畿大学から地元のクラブである琉球へと加入した知念。ルーキーイヤーで11試合1得点と存在感を発揮したCBは、今季主力として活躍し27試合に出場する。しかしJ2第27節のブラウブリッツ秋田戦で右脛骨高原骨折の怪我を負ってしまい長期離脱となった。

そのままシーズン中の復帰は叶わなかった知念だが、浦和でのステップアップで、さらなる活躍を見せたいところだろう。178cmと身長は決して高くない同選手だが、フィジカル面を武器としており、空中戦でも強さを見せるファイターだ。さらにビルドアップ能力も高く、ボールを保持して自らのスタイルを形成するリカルド・ロドリゲス監督にとって彼は非常に大きな存在となりうる。

さらに左利きのため、右サイドへも大きなロングフィードを供給することが可能だ。今季は岩波拓也が右CBを務めて、左サイドや前線へ高精度のロングフィードを何本も見せていた。しかし左CBは序盤戦は槙野智章が、後半戦はアレクサンダー・ショルツが務めており、どちらも右利きのために右サイドへ展開できるロングパスはあまり見られなかった。

関根貴大や大久保智明といった右サイドのアタッカーたちがタイミングよく抜け出しを見せたとき、知念がフィードを蹴り込むことで彼の良さは見えてくるだろう。J1初挑戦となる知念は、自分らしいプレイを見せることができるか。

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