来季のJ2でブレイク候補にも? 新潟へ加入した23歳のドリブラー

水戸で経験を積んだ伊藤 photo/Getty Images

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浦和から新潟へ移籍した伊藤

アルビレックス新潟は、浦和レッズの伊藤涼太郎を完全移籍で獲得したことを発表した。浦和では存在感を示すことができなかったアタッカーが、新天地でどのような躍進を見せるだろうか。

伊藤は2016年に作陽高校から浦和へと加入した。174cmと小柄ながら卓越したドリブルとテクニックを武器に相手DFを手玉にとるMFは、2017年夏に水戸ホーリーホックへ武者修行すると、水戸2年目の2018年に34試合9ゴールと主力として活躍。J1の大分トリニータでもレンタル移籍するなど、他クラブで実績を磨いてきた。

2020年には鈴木啓太の13番を引き継いで浦和へ復帰したもののJ1では5試合の出場に終わる。今季途中に再び水戸へレンタル移籍となり、2022年からは新潟でもう一度J1を目指す戦いに挑むこととなる。

浦和時代にも技術面では大いにアピールしていた伊藤だが、アタッカーとして求められるものはやはり結果だろう。水戸時代は9得点を決めるなど、逸材ぶりを発揮した伊藤だが浦和ではノーゴールに終わる。来季はJ2でトップを目指す新潟で主力として活躍するには、得点でチームに貢献することが彼には求められる。

アルベルト監督が築いたポゼッションスタイルに伊藤がどれだけフィットできるか。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のスタイルを経験している伊藤には、マッチしやすいかもしれない。開幕までに戦術理解を深め、結果で存在感を残すことができれば来季のブレイク候補とも言えるだろう。

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