J3降格もチームに戻ってきた中盤の要 パウリーニョの松本愛が再びチームを上位へと突き上げるか

松本でもプレイしたパウリーニョ photo/Getty Images

今季は岡山でプレイした

2019年にはJ1を戦っていた松本山雅FCが、2年後まさかのJ2最下位でシーズンを終了し、J3降格となってしまった。来季に向けてセルジーニョら主力の放出も避けられない中で、ファジアーノ岡山からパウリーニョの獲得を発表した。

パウリーニョは2010年に栃木SCでプレイすると、2014年から川崎フロンターレ、ジェフユナイテッド千葉、湘南ベルマーレなどを経て2016年のシーズン途中に松本への加入が決まった。加入後すぐにレギュラーを勝ち取ると、翌年はJ2で34試合に出場して4ゴールを記録。2018年にもJ1昇格に貢献すると、J1の舞台でも28試合に出場して日本でも多くの経験を積んだ。

2020年からはファジアーノ岡山でプレイしていたパウリーニョ。公式HPでも松本へ加入が決まったコメントで「過去みんなで大きな夢を掴み取ったクラブにもう一度戻ります。強い山雅を取り戻すために高いモチベーションで帰ってきました」と掲載しており、日本のトップリーグでもプレイした松本を再び上位に上げたいという高いモチベーションがあるようだ。

来季もJ2に残っている岡山ではなく、J3降格が決まった松本へ移籍したことに大きな松本への愛が垣間見える。パウリーニョのボールを奪取する能力や激しいフィジカルコンタクトにも負けないパワーは、J3では反則級だ。松本へ加入したら中盤への強度も増し、攻守で高い能力を発揮できる。J3の舞台で、松本を上位へと突き上げるプレイに期待したい。

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