41歳でも主力として輝き続ける元日本代表MF 来季はJ1に復帰した司令塔がキックで魅せる

遠藤が磐田の司令塔となっている photo/Getty Images

磐田へ残留を決めた遠藤

来季は2年ぶりのJ1を戦うジュビロ磐田にとって大きなニュースとなったのが、遠藤保仁の残留だろう。昨季レンタル移籍で磐田へと加入しチーム2年目となる司令塔が、完全移籍で加入することが発表された。

遠藤は2020年の途中にガンバ大阪から磐田へとレンタルで移籍した。昨シーズンは15試合に出場して存在感を示すと、今季もレンタルを延長し35試合に出場して3ゴール5アシストを記録。J2王者の司令塔となった衰え知らずの41歳は、来季1年半ぶりにJ1の舞台へと帰ってくる。

正確なパスによってチャンスを作り、ビルドアップ時には一本のキックで状況を変えてしまう遠藤は、磐田にとって唯一無二の存在だ。ボール奪取能力も高くチームでは山本康裕と鉄壁なコンビを形成してチームの攻守におけるキーマンとなっている。プレイスキックのキッカーも務めており、FIFAワールドカップでもゴールを決めたことがある彼の正確無比なキックからいくつものチャンスを生み出した。

チームにとっても2年ぶりのJ1に向けてモチベーションはかなり高いはずだ。遠藤も1年半前にG大阪に所属していた時期に比べ、昨季1年間戦い抜いて勝ち取ったJ1の舞台に意識も変わってくるだろう。40歳を過ぎてもいまだにチームの主力となれる選手は世界中を探しても少ない。J1のピッチで彼はどのようなプレイで磐田に勝利をもたらすのだろうか。来季のJ1で大きな注目を集めるプレイヤーだ。

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