今のマンCは“プレミア史上最強チーム”なのか MF得点大量産のチームは恐ろしく強い

MF陣を中心に猛攻止まらない photo/Getty Images

新FW獲得せずともゴールラッシュ

今のマンチェスター・シティはプレミアリーグ史上最強チームなのだろうか。今夏にはFWセルヒオ・アグエロが退団したが、得点力不足に陥る気配はまるで感じられない。MFベルナルド・シウバ、FWラヒーム・スターリングがリーグ戦で7点、MFリヤド・マフレズ、ケビン・デ・ブライネが5点ずつ、フィル・フォーデンとイルカイ・ギュンドアンが4点を奪うなど、得点を奪えるMF陣の頑張りもあって相変わらずのゴールラッシュだ。

マンCの場合は同じくジョゼップ・グアルディオラの下で勝ち点100を達成した2017-18シーズンもプレミア史上最強チーム候補の1つと言えそうだが、英『Sportbible』は今季のマンCもプレミア史上最強チームの1つに挙げている。

比較は難しいが、他には無敗優勝を果たした2003-04シーズンのアーセナル、3冠を達成したマンチェスター・ユナイテッド、あるいはクリスティアーノ・ロナウド、ウェイン・ルーニー、カルロス・テベスらを擁していた2007-08シーズンのマンチェスター・ユナイテッド、ジョゼ・モウリーニョが指揮していた2004-05、2005-06シーズンのチェルシー、勝ち点99を奪って優勝した2019-20シーズンのリヴァプールも候補に挙がってきている。

現在のプレミアがかなりレベルアップしているのは間違いなく、マンCだけでなくリヴァプールやチェルシーも超ハイレベルだ。2003-04シーズンにアーセナルが達成した無敗優勝や、モウリーニョ・チェルシーが2004-05シーズンに記録したプレミア史上最少失点優勝(15失点)などを目指すのは難しいが、当時とはリーグレベルに違いがあるのもまた事実だろう。今のマンCもプレミア史上最強候補に入るだけの力はあるはず。

当初はトッテナムFWハリー・ケインを獲得出来なかったことが深刻な影響を与えるとの予想もあったが、絶対的エース不在でもグアルディオラのチームは問題ないのか。過去のプレミア王者とはチーム構成にも違いがあり、そうした点においても注目を集めることになりそうだ。

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