もはや“3強”も崩壊か 離脱者深刻なチェルシー&リヴァプールは年明けから頭が痛い

攻守に躍動していたジェイムズも離脱 photo/Getty Images

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このままではシティが独走する

今季のプレミアリーグではマンチェスター・シティ、チェルシー、リヴァプールの戦力が一線を画していると言われ、実際にリーグテーブルでもこの3クラブが上位につけ、優勝を争っている。しかし、チェルシーとリヴァプールには暗雲が立ち込めてきたようだ。

リヴァプールは第18節トッテナム戦でドロー。19節レスター戦では敗れてしまい、勝ち点41のまま順位を引き上げることはできなかった。フィルジル・ファン・ダイク、チアゴといった中心メンバーが新型コロナウイルスに感染し、離脱したことは確実にチームのコンディションを狂わせており、レスター戦後にユルゲン・クロップ監督はチームのパフォーマンスを「本当に悪い」と表現している。

さらにチームの主要な得点源であるモハメド・サラー、サディオ・マネがアフリカネーションズカップ参加のため離脱する。代表合流ギリギリまでリーグ戦に参加できることになったのは朗報だが、仮に準決勝まで代表チームが勝ち進めば2月7日まで試合があるため、1カ月あまりを両エースを欠いた状態で戦うことになるのは非常に痛い。
勝ち点42で2位のチェルシーは負傷者が深刻な状況になってきた。左WBを務めていたベン・チルウェルが手術のため今季絶望であることが先日明らかになったが、1-1で引き分けた第20節ブライトン戦では右WBのリース・ジェイムズまでもが負傷により離脱。英『Daily Mail』ではハムストリングの負傷と伝えられている。これで攻守に重要な役割を果たしていた左右のWBを一挙に失うことになってしまった。

暗雲立ち込める両チームは、日本時間1月3日に直接対決することになる。首位のシティは勝ち点50の大台に乗せた状態で年内を締めくくっており、すでに差が大きく開きつつある。負けた方は優勝戦線離脱となることも否めない。下からは勝ち点35の4位アーセナルが猛烈な勢いで追い上げてきており、絶対に負けられない一戦となるが、両チームは年明け早々、非常に難しい状況で激突することになってしまった。

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