浦和へ“復帰”した横浜FCのアタッカー 得点力を武器に存在感を示せるか

浦和への復帰が決まった photo/Getty Images

昨季はJ1で7ゴールを決めた松尾

横浜FCは松尾佑介が浦和レッズへ移籍したことを発表した。大学4年生からチームの主力として活躍したドリブラーは、自身の育ったクラブへ復帰を果たした。

浦和レッズのジュニアユース出身の松尾は、高校時代も浦和のユースで育った。しかしトップチームへ昇格することはできず、2016年から仙台大学へと進学する。仙台大では1年生からレギュラーを獲得して主力として輝きを見せると、大学4年時には横浜FCへの加入が内定し、特別強化指定選手に登録される。

すると仙台大在学中ながら横浜FCでスタメンを勝ち取り、J2第26節のアビスパ福岡戦でプロ初得点を記録。正式加入前ながら21試合6得点を決め、横浜FCをJ1昇格に導く活躍を見せた。昨季は大卒1年目でJ1で20試合7得点とブレイクを果たす。古巣の浦和戦では2ゴールを決めて勝利に導くなど、自身の成長を見せつけた恩返し弾となった。

昨季は怪我の影響やマークの厳しさもあって3ゴールに終わった松尾。浦和での来シーズンは、厳しいポジション争いが待っているだろう。それでも自身のドリブルとスピードを武器に大きな飛躍を遂げるシーズンとなることは間違いない。

また松尾の得点力の高さも、チームの大きな武器となるはずだ。江坂任やキャスパー・ユンカーといった前線のタレントたちと絡むことで、良さがさらに引き出せるだろう。浦和へ“復帰”を果たした松尾の来季が楽しみだ。

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