色々ありながらも“231試合出場” 若きアーセナルを中盤の底から束ねる兄貴分

今もアーセナルでプレイ続けるジャカ photo/Getty Images

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サポーターと衝突することもあった

クラブと代表で別人のように変わる選手がいるが、アーセナルでプレイするMFグラニト・ジャカはその代表例と言えるのかもしれない。

スイス代表の方ではEURO2020でもリーダーとして圧巻の存在感を放ち、ユニフォームを汚しながらチームのために戦い続けた。改めてジャカの上手さと熱さに驚いたサッカーファンも多いだろう。

しかし、アーセナルの方では評価が分かれるところもある。2019年にはサポーターと衝突して主将剥奪の処分を受けるなど、トラブルもあった。決して順風満帆な日々だったわけではない。
当時は放出の話題も多かったが、ジャカは今もアーセナルに残っている。たとえキャプテンマークを巻いていなかったとしても、若手が多い今のアーセナルにおいて29歳のジャカは経験豊富な頼れる兄貴分と言ったところだろう。

スペイン『MARCA』によれば、ジャカはサポーターと衝突した一件から2年経ち、再び関係が良くなってきていると口にしている。指揮官ミケル・アルテタとの関係も良好のようだ。

「2年前の出来事で僕たちは離れていたけど、少しずつ近づいていると思う。2年前よりアーセナルサポーターからの愛を感じているよ。アルテタは僕がまだこのクラブにいる理由だ。2年前に起こったことは誰もが知っている。彼がいなかったら、僕はここにいなかったかもしれない」

今季は怪我で離脱していたが、12月より復帰。守備的MFとして貴重な人材で、それこそスイス代表時のパフォーマンスを引き出せれば強烈な戦力だ。

色々ありながらもアーセナル通算231試合出場。若手が多い今のチームでは貴重な古株の1人であり、中盤でどっしりと構えるベテランも必要だろう。

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