CLベスト4・アヤックスで輝いたドリブラーの今 “3歳後輩”に抜かれる厳しいセレソンの現実

アヤックスで活躍を続けてきたネレス photo/Getty Images

右サイドの支配者は変わってしまった

2018-19シーズンにチャンピオンズリーグ・ベスト4に入る快進撃を見せたアヤックス。そのチームからは数名のプレイヤーがビッグクラブへのステップアップを果たしたが、中には上手く波に乗れなかった者もいる。

当時テクニックあるドリブルで盛り上げてくれたブラジル人FWダビド・ネレスは、この3年で立ち位置が変わってしまった選手の1人だ。

2017-18シーズンにはエールディヴィジにて14得点11アシストと結果を残し、2018-19シーズンも魅惑のドリブラーとしてチャンピオンズリーグ・ベスト4入りに貢献。その活躍から2019年にはブラジル代表デビューも果たしたのだが、そこからは少し影が薄くなってしまった。

今のアヤックスで話題を集めているブラジル代表アタッカーといえば、ネレスの3歳後輩である21歳のFWアントニーだ。どちらもサンパウロからアヤックスへ加入したレフティーのドリブラーで、右サイドからの仕掛けを最大の持ち味としている。

今やアヤックスの右サイドを支配するのはアントニーで、ネレスは今季出場した22試合のうち16試合が途中出場となっている。ブラジル代表にもネレスは招集されず、現在はアントニーがブレイクしようとしている状況だ。

オランダ『Voetbalzone』によると、そんなネレスにはウクライナの強豪シャフタール・ドネツクが目をつけているという。ネレスとしては5大リーグへのステップアップを狙っていたかもしれないが、2018-19シーズン以降は思うようなキャリアとならなかったか。

ブラジルからは次々と優秀なアタッカーが出てくるが、ネレスは後輩のアントニーに追い抜かれてしまった印象だ。これがセレソンの厳しさなのだろう。

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