元シンガポール代表監督が甲府の新監督に就任 4年ぶりの再登板でJ1へ引き上げられるか

シンガポール代表を率いた吉田監督 photo/Getty Images

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吉田監督の就任が決定

ヴァンフォーレ甲府は今季から吉田達磨新監督の就任を発表した。ジュビロ磐田の指揮官となった伊藤彰監督の後任となったのは、4年ぶりの復帰となった吉田監督だった。

吉田監督は2015年に柏レイソルの監督へ就任すると、AFCチャンピオンズリーグではベスト8まで勝ち上がるものの、J1では10位で終えて退任する。翌年はアルビレックス新潟の監督を経て、2017年に甲府の指揮官を務めた。

しかしJ1では16位となりJ2降格を経験し、翌シーズンも吉田体制でJ1昇格を目指すも11試合で2勝と結果を残すことができずに解任となった。2019年からはシンガポール代表監督を務めるなど、指揮官の経験値を積んだ吉田氏は、今季甲府で再登板のチャンスを得た。

昨季までの甲府は伊藤監督の下で、ボールを保持しながら自由に立ち位置を変えてゴールを目指すサッカーに取り組んできた。吉田監督も甲府時代にはポゼッションスタイルで攻撃的なスタイルで戦っており、昨季のスタイルと、吉田監督の戦術がマッチすることになれば、優勝候補に挙げられるだろう。また代表監督での経験値も備わっており、大きな期待を寄せられる。

吉田監督体制でJ2降格を経験してからクラブはJ1への切符を掴み取ることができていない。自らJ2へ落としてしまったクラブを再びJ1の舞台へ上げることができるか。

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