一昨年J2で“41試合”出場と主力だった男がJFLへ 35歳の司令塔が精神的支柱となる

岡山で主力となっていた上田 photo/Getty Images

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栃木を退団した上田

クリアソン新宿は栃木SCを退団した上田康太を獲得したことを発表した。今季からJFLを戦う新宿が、J2でも主力の働きを見せていたMFの獲得に成功した。

ジュビロ磐田のアカデミー出身の上田は2005年にトップチームへ昇格すると、中盤の底やSBなどのポジションを経験し、2007年には31試合3ゴールとブレイク。大宮アルディージャでもプレイしており、J1通算203試合に出場しているMFは、2014年にファジアーノ岡山へ移籍すると初挑戦となったJ2でも存在感を発揮する。

長短ともに精度の高いパスを供給できる上田は、配給役としての役割を担うことが多い。2018年に再加入した岡山では、中盤の底で司令塔としてチームを支えると2020年には41試合に出場。昨シーズンは栃木SCで11試合の出場に終わったものの、一昨年まではJ2でレギュラーを戦っていた男の加入は、新宿にとって大型補強となるだろう。

今季で36歳を迎える上田は初のJFLでどのようなプレイを見せるだろうか。磐田や岡山で見せていたキラーパスを新宿でも出すことができれば、Jリーグ昇格を目指すクラブの大きな武器となるだろう。また数多くの経験値はチームの精神的な支柱にもなれる。上田がどのように新宿を操縦していくか今シーズン注目したい。

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