ブラジルからまた出てきた“超攻撃型SB” とにかく仕掛けるヴァンデウソンという逸材

グレミオで成長したヴァンデウソン photo/Getty Images

今冬フランスへ

昨年12月、ブラジルの名門グレミオが2部に降格することが決定した。

その頃より注目されるようになったのが、グレミオでプレイする20歳のブラジル人DFヴァンデウソンだ。降格したクラブはタレントを引き抜かれる運命にあるが、ヴァンデウソンの獲得調査に複数クラブが乗り出したのだ。

最終的にこの逸材を射止めたのは、フランスのモナコだ。年明け早々の1日にヴァンデウソンの獲得を発表することになり、20歳の逸材にかかる期待は大きい。

ヴァンデウソンは超攻撃的な右サイドバックで、サイドバックとは思えぬ突破力に定評がある。それも縦へ突破するだけでなく、アタッカーのように細かなタッチから中へ切れ込んだりとバリエーションも豊富だ。このあたりのアイディアは南米の選手らしい。

2021年のブラジル国内リーグでは、右サイドバックとして20試合をこなして38回のドリブルを成功させており、これはサイドバック部門ではシェペコエンセのマテウス・リベイロと並んでトップだった(数字は『WhoScored』より)。

欧州のスタイルに適応するまでには時間も要するだろうが、この突破力が欧州でも通用すれば面白い。それこそ近いうちにブラジル代表入りの夢も見えてくるかもしれない。若き超攻撃的サイドバックの果敢なチャレンジに期待だ。

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