リュディガーのスペイン行きはなし? 白い巨人が見つめるは“アルゼンチンの動く砲台”

レアル以外にも複数のクラブから関心を寄せられているセネシ photo/Getty Images

24歳とまだ若い選手だ

2022年のファーストゲームではヘタフェ相手に0-1と悔しい敗戦となるも、概ね好調を維持しているといえるレアル・マドリード。特にカリム・ベンゼマとヴィニシウス・ジュニオールは得点を量産しており、その勢いは衰えていない。

そんなレアルだが、守備陣が少し手薄か。特にセンターバックで頼れるのはダビド・アラバとエデル・ミリトン、ナチョの3人のみであり、もう一人頼れる選手が欲しい。

そこで候補に挙がっているのが、フェイエノールトのDFマルコス・セネシだ。英『90min』によれば今冬の移籍市場でレアルはセネシを狙っており、ライバルはウェストハムやトッテナムのようなプレミアクラブだという。移籍金は2000万ユーロほどといわれており、獲得できない額ではない。

アルゼンチンの名門サン・ロレンソで育ち、2019年にフェイエノールトに移籍したセネシ。昨季は34試合に出場するなど、一気に自身の居場所を確立させており、今季も既に17試合でピッチに立っている。昨季は3ゴール2アシスト、今季は2ゴール2アシストと得点に絡めるCBであり、貴重な得点源となるか。

左利きであり後方からビルドアップに貢献できるセネシ。勝利を収めたヘーレンフェーン戦ではチームトップとなる50本のパスを通しており、成功率も93%と高い。ロングボールも6本中4本成功と配球面で輝くことができる。また、ドリブル成功数がここまで12回とCBとしては多く、アヤックスのユリエン・ティンバー、フィテッセのリーシェドリー・バズールに続くエールディヴィジで3位の成績を収めている(データは『SofaScore』より)。

以前からチェルシーのアントニオ・リュディガー獲得が噂されていたレアル。しかし、西『MARCA』によればその熱も冷めてしまったようで、今後はセネシに乗り換えるのかも知れない。

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