レジェンドが8番を背負ってバルセロナに帰還 38歳のD・アウベスが見せた変幻自在のプレイスタイル

バルセロナに復帰し、さっそく存在感を発揮したアウベス photo/Getty Images

次節はリーグ戦での対グラナダだ

複数の主力が新型コロナウイルスの陽性反応を出してしまうなど、新年早々難しい状況に陥っているバルセロナだが、リーガではマジョルカに、コパ・デル・レイではリナレスに勝利し、2連勝を飾っている。

どちらも厳しい試合を勝ち切ったといえるが、リナレス戦で注目が集まったのはDFダニエウ・アウベスの復帰だ。

2008年から2016年の間、バルセロナで活躍していたレジェンド的存在のアウベス。その後、ユヴェントスやパリ・サンジェルマン、母国ブラジルのサンパウロでプレイし、今季からバルセロナに復帰している。11月からチームに加わっていたが、選手登録の問題もあり、リナレス戦で満を持して先発に抜擢された。

セルヒオ・ブスケッツをアンカーとした[3-1-4-2]の右ウイングバックでピッチに立ったアウベス。右サイドでは中央でボールを受けるなど、巧みにポジション変更しており、ビルドアップを活性化させている。ショートパスやクロスなど攻撃を操っており、司令塔型WBとしてアクセントを加えていた。また、ビルドアップ時にはボランチの位置に入り、ブスケッツと横並びする形となっており、彼のどのポジションでも上手さを見せられる変幻自在のプレイスタイルが光っていた。データサイト『SofaScore』によればキーパスはチームトップの7本と好機を生み出しながら、デュエルでは14回中9回勝っており、球際でも強さも見せている。

38歳になっても攻守で存在感を披露したアウベス。15-16シーズン以来となるバルセロナでの公式戦だったが、頼れる選手であることは変わっておらず、今後も中心選手としてチームをけん引することになるか。

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