2022年はアフリカ勢が“主役”になる? サラーのバロンドール、W杯悲願のベスト4入りなど期待大きく

リヴァプールで圧巻の活躍見せるサラー photo/Getty Images

今のアフリカ勢はタレント揃い

1月9日よりアフリカ・ネイションズカップがスタートするが、2022年はアフリカサッカー界が大きく躍進する1年になるかもしれない。

もちろん開幕を控えるネイションズカップも要注目で、アルジェリア代表FWリヤド・マフレズ、エジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネなど注目のタレントは多い。

そして今年はワールドカップ・カタール大会がある。まだアフリカ勢は出場国が決まったわけではないが、モロッコやアルジェリア、セネガルらはチームとしての完成度も高い。近年もアフリカ勢はベスト8の壁を突破できていないが、今大会こそはベスト4に食い込むチームが出てくるかもしれないとの期待感がある。

また米『ESPN』は、アフリカから今年のバロンドール受賞者が出る可能性にも触れている。筆頭候補はリヴァプールのサラーで、個人パフォーマンスは申し分ない。あとはリヴァプール、エジプト代表で何かチームタイトルを獲得できれば、サラーがバロンドールに選ばれても異議を唱える者は少ないだろう。

アフリカ出身の選手がバロンドールを獲得したのは、1995年にリベリアの怪人と恐れられたFWジョージ・ウェア氏が最後となっている。かつてミランなどで活躍したウェア氏の爆発的スピードは圧巻だったが、それ以降のバロンドールは欧州と南米の選手に支配されている。

昨年はリオネル・メッシが受賞を果たしたが、サラーも7位には入っていた。また昨年はチェルシー所属のセネガル代表GKエドゥアール・メンディのパフォーマンスも高く評価されることになり、メンディの方もチェルシーとセネガル代表でタイトルを獲得できればチャンスが出てくるかもしれない。

カギはやはりチャンピオンズリーグ、アフリカ・ネイションズカップ、そして今年のワールドカップか。アフリカ勢躍進の1年となる可能性は十分にあるはずだが、今年最初のビッグトーナメントとなるネイションズカップを制するのはどこだ。

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