指揮官の戦術を理解した“ピッチ上の監督”を浦和が獲得 若きチームへ統率力も期待のMF

浦和でのピッチ上の監督となるか photo/Getty Images

徳島の岩尾をレンタルで獲得

浦和レッズがピッチ上の監督となり得る存在の獲得に成功した。リカルド・ロドリゲス監督が徳島ヴォルティス時代に重宝していた岩尾憲を期限付き移籍で獲得したのだ。

2016年に徳島へと加入した岩尾は、すぐさまチームの主力となり加入初年度から39試合に出場して1ゴールを記録した。翌年からチームを率いたリカルド監督の下、司令塔としてチームを中盤からけん引。チームに欠かせない存在と成長を果たした。

浦和はすでにボランチには柴戸海や伊藤敦樹ら主力級の選手たちが揃っている。また司令塔の役割として水戸ホーリーホックから平野佑一も獲得した。その中でも、リカルド監督の戦術をもっともよく理解しているMFの存在は貴重で、彼がより強力なチームへと導いていくことだろう。

今季は阿部勇樹の引退に槙野智章、宇賀神友弥といった30代の選手たちを放出しており、33歳の同選手はリーダーシップを執れる存在としての補強も大きい。その上で指揮官の戦術をピッチ上で表現できるプレイヤーが岩尾なのだ。彼の獲得で浦和の戦い方がどのように向上していくか楽しみだ。

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