C・ロナウドのマンU復帰は“失敗”だったのか 「以前はフェルナンデスが中心だったが……」

今季よりマンUに戻ってきたロナウド photo/Getty Images

徐々に批判の声も大きくなってきた

FWクリスティアーノ・ロナウドの復帰は正しい判断だったのだろうか。ここ最近はマンチェスター・ユナイテッドに戻ってきたロナウドに逆風が吹いている。

ロナウドが36歳の今も強烈なゴールゲッターであることは間違いなく、今季もリーグ戦16試合で8得点3アシストと結果は出している。ただ、個性が強烈すぎるがゆえにチームを混乱させてしまうのではないかとの見方もある。チームがロナウド一色に染まってしまうのだ。

実際、今季のマンUは指揮官交代も起こるなど思うように進んでいない。途中から就任したラルフ・ラングニックの下でも状況が激変したとは言えず、先日もウォルバーハンプトンに敗れて7位まで順位を落としている。

結果が出ないとなれば、ロナウドに批判の矛先が向く。立場上は仕方がないかもしれないが、ロナウドにとっては厳しいマンチェスター復帰となってしまった。

今議論されているのは、ロナウドを手放すべきかどうかだ。英『TalkSport』によると、かつてアストン・ヴィラなどで活躍したFWガブリエウ・アグホンラホールはロナウド売却を支持する。

「ロナウドが来るまで、ユナイテッドはブルーノ・フェルナンデスが中心だった。今はロナウドが中心だ。ウルブズ戦ではロナウドが主将だったが、以前はハリー・マグワイア離脱時の主将はフェルナンデスだった。全体の状況を見れば、スールシャールはシンプルにロナウドをチームに戻したことが間違いだったと理解するだろう。確かにロナウドは得点を奪っている。だが、それらはグリーンウッドとラッシュフォードも決めただろう。私としては、夏にロナウドを手放す。そしてグリーンウッド、サンチョ、ラッシュフォードを前線に並べるね」

ロナウド加入によって得点力がプラスされたのは事実だが、逆に選択肢が狭まったところもある。ロナウドをスタメンから外すのは勇気がいる決断で、無難な采配をするならロナウドは常時スタメンとなる。それはラングニック体制でも変わっていないが、この無難なやり方でチームが好転しているかは微妙なところ。

さすがにトップ4にも入れないとなればロナウド復帰プランは失敗とジャッジされそうだが、来季へマンUはどうチームを強化していくつもりだろうか。

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