リベリは欧州から南米へ向かうのか 浮上するブラジル行きの可能性

今季はサレルニターナでプレイしているリベリ photo/Getty Images

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サレルニターナが放出を検討

2021-22シーズンはイタリア・セリエAのサレルニターナでプレイしていた元フランス代表MFフランク・リベリ。しかし、38歳のドリブラーは今冬に欧州を離れることとなるかもしれない。

かつては長きにわたってバイエルン・ミュンヘンで活躍し、同クラブでプレイした12年間では実に9回ものブンデスリーガ制覇を経験したリベリ。左サイドで繰り出される切れ味抜群のドリブルは彼の代名詞と言ってよく、反対サイドで絶対的な存在だった元オランダ代表MFアリエン・ロッベンとのコンビは“ロベリ“との愛称でも親しまれた。

そんなリベリは2019年夏にバイエルンを退団したのち、フィオレンティーナを経て現在サレルニターナでプレイしている。突破力の高さは今なお健在で、今季の同選手はここまでセリエA12試合に出場してチームトップとなる20回のドリブル成功数を誇っている(データサイト『SofaScore』より)。
しかし、そういった状況のなかでもリベリには今冬のサレルニターナ退団が噂されている。伊『Leggo』によると、現在の同クラブは財政難に陥っており、人件費削減を目的とした元フランス代表MFの放出を検討しているというのだ。

これを受けて、リベリ側はさっそく新天地探しに動き始めた様子。今年4月で39歳となる同選手だが、現在はブラジルのセアラーに対して代理人がコンタクトを取っていると独『Spox』が伝えている。この動きに関してセアラーのロビンソン・ジ・カストロ会長は「初めて聞いた。彼がまだ現役だったことも知らなかったよ」と話しているが、交渉が本格化するようであればそれを検討するとのスタンスを見せている。

セリエAでもまだ実力は通用すると証明しているリベリだけに、移籍となればセアラーにとってもこれは決して悪い話ではないだろう。昨季後半戦における同クラブの左サイドは、本来右でのプレイを得意とするリマが先発し、途中から別の選手が投入される形が主流となっていた。そこにリベリという選択肢が出てくるとなれば、大幅な戦力アップが見込めるはずだ。

ブラジル行きの噂が浮上するバイエルンのレジェンド。はたして、リベリは今後どのような動きを見せてくるのか。その動向には注目だ。

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