ボランチを補強しなければ失速は避けられない? アーセナルが見つめる“ブラジルの金の卵”

アーセナルから関心が寄せられているダニーロ photo/Getty Images

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20歳の選手だ

FAカップ3回戦アーセナル対ノッティンガム・フォレストの一戦が行われた。アーセナルはプレミアで好調を維持しており、4位。対するノッティンガムはイングランドの実質2部であるチャンピオンシップの9位となっており、アーセナルの勝利は固いかに思われたが、0-1でノッティンガムが勝利を収めている。

ミケル・アルテタ率いるアーセナルとしては控え選手が中心であり、プレミアでの戦いに切り替えれば良いのだが、ボランチの質は心配だ。

この試合ではアルベール・サンビ・ロコンガとチャーリー・パティーノがダブルボランチを組んでいた。彼らは普段控えの選手であり、本来はトーマス・パルティがこのポジションを任されているが、アフリカネーションズカップに出場しており、これから約1ヵ月間クラブを離れることになる。これは同じくボランチのモハメド・エルネニーも同じだ。さらにエインズリー・メイトランド・ナイルズはローマへの移籍が完了しており、これからパルティらが戻ってくるまでノッティンガム戦で先発した2人とベテランのグラニト・ジャカの3人でローテーションする必要がある。さらにノッティンガム戦でのパフォーマンスは良かったとはいえず、危機感を持つべきか。

クラブはそれを分かっていたようで、今冬の移籍市場で新戦力の獲得を試みるようだ。英『football.london』によればパルメイラスのMFダニーロに興味を示しているとのこと。

母国ブラジルでプレイする20歳のダニーロ。若い選手だが、パルメイラスでは出場機会を得ており、昨季は22試合に出場して2ゴール1アシストを記録している。

報道によればボックス・トゥ・ボックスとアンカーの2つのプレイスタイルを兼ね備えた選手といわれており、今のアーセナルにピッタリな人材だ。パルティのような推進力のあるドリブルと正確なパスを持っており、選手層の薄いチームを助けることができるだろう。移籍金も1670万ポンドといわれており、リヨンのブルーノ・ギマランイスにかかるとされる4000万ポンドの半額以下で獲得ができる。

欧州未経験は少し気になるが、今夏の移籍市場で主役となったようにアーセナルのスカウティングは正確である。ダニーロはチームを救う存在となるだろうか。

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