2年半でリーグ戦“30ゴール”に絡む超攻撃的SB ミランで爆発する恐怖のレフティー

ミランで印象的なパフォーマンスを披露し続けるT・エルナンデス photo/Getty Images

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ヴェネツィア戦では2ゴール

ACミランが誇る超攻撃的サイドバックが止まらない。現地時間9日に行なわれたセリエA第21節でヴェネツィアと対戦した同クラブ。この一戦で圧巻の活躍を見せたのはDFテオ・エルナンデスだ。

このヴェネツィア戦でも、いつものように左サイドバックの定位置でフル出場を果たしたT・エルナンデス。すると、彼は自慢の攻撃性能を活かして2ゴールの大活躍を披露。チームの3-0での勝利に貢献することとなった。48分には左サイドでの鋭い抜け出しからゴールを陥れ、59分には自らのシュートで獲得したPKを難なく沈めたレフティー。いずれのゴールも称賛に値するものだったと言っていい。

SBながら、まるでストライカーのようにゴールに絡む男。今季ここまで4ゴール5アシストという数字は規格外というほかないだろう。前所属のレアル・マドリードでこそあまり目立たない存在だったT・エルナンデスだが、彼はもう欧州屈指の攻撃的SBと呼べる存在になったのかもしれない。
そして、そんなT・エルナンデスの得点に絡む力の素晴らしさはデータにも表れている。実は同選手、ヴェネツィア戦の2ゴールによって、ミラン移籍以降(2019年夏に加入)にリーグ戦で絡んだ得点数が早くも「30」に到達。なお、同じ期間でT・エルナンデスよりも優れた数字を残している欧州5大リーグのSBは、トレント・アレクサンダー(リヴァプール)、アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン)、ロビン・ゴセンス(アタランタ)の3名しかいない。こうした面を見てみると、いかにT・エルナンデスの攻撃性能が優れているかは窺い知ることができるだろう。

ミランの左サイドで躍動し続ける恐怖のレフティー。今後もT・エルナンデスがどれほどのゴールに絡んでくるかは見ものだ。

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