コマンを封じた男がアーセナルに加入? 日本代表DF冨安のライバルとなる“フランスの小さな巨人”

今季はフランスでプレイするダグバ photo/Getty Images

23歳とまた若い選手がターゲットになっている

今夏の補強がプレミアで最も成功したといっても過言ではないアーセナル。特に最終ラインには冨安健洋、ベン・ホワイト、ヌーノ・タヴァレス、アーロン・ラムズデールの4人が加わっており、後方から安定感を生み出している。ここまで暫定だが4位とCL圏内に入っており、16-17シーズン以来のCL行きを決めたい。

そんなアーセナルを支えているのは前述した通り最終ラインのクオリティの高さだが、冨安が守る右サイドバックは少し人員不足感が否めない。控えにはセドリック・ソアレスがいるものの、キーラン・トリッピアーを放出したアトレティコ・マドリードに関心を寄せられているといわれており、チームを去る可能性がある。カラム・チェンバーズもこのポジションの選手だが、今季はここまで2試合しか出番がなく、冨安の不在時に安心して代わりを任せられるプレイヤーではない。

英『football.london』によればパリ・サンジェルマンのDFコラン・ダグバがターゲットになっているようだ。

2018年からパリのトップチームでプレイする23歳のダグバ。昨季は加入後最も多い25試合に出場しており、昨季のCL準々決勝バイエルン・ミュンヘン戦では2試合共に右SBとして先発フル出場を果たしている。しかし、今季はアクラフ・ハキミの加入もあり、出場機会が激減。ここまで2試合でしか起用されておらず、早くもリーグ・アンのクラブから関心を持たれているようだ。

そんなダグバの強みは守備の強度だ。前述したバイエルン戦ではキングスレイ・コマンと対峙していたが、怯むことなく右サイドを制圧していた。170cmと決してサイズのある選手ではないが、タックル数5回、インターセプト数3回とスタッツも素晴らしいものを残しており、ハキミの加入が災難だったか。

加入となれば冨安とポジションを争うことになるダグバ。PSGでは出番を失っているが、バイエルン戦で見せたクオリティの高さは本物であり、アーセナルでは本領発揮となるだろうか。

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