母国ブラジルでのプロ生活は半年で終わり “暴れん坊ストライカー”ジエゴ・コスタがスペインに戻ってくる?

既にアトレチコ・ミネイロを退団し、フリーとなっているジエゴ・コスタ photo/Getty Images

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フィジカルの強さは今も健在なのか

実力は確かだが、ピッチ外での行動ばかりが注目されてしまうお騒がせなサッカー選手は意外にも多い。現在はトルコでプレイするマリオ・バロテッリがそういった典型的な例であり、元スペイン代表のFWジエゴ・コスタも分類されるとすれば同じタイプだ。

アトレティコ・マドリードやチェルシーのストライカーとして活躍していた経歴を持つコスタ。アトレティコ時代には1シーズンでリーグ戦27ゴールを奪う素晴らしい活躍を披露しており、ストライカーとして一気にワールドクラスまで格を上げている。アトレティコとチェルシー時代には2度ずつリーグタイトルを獲得しており、彼の能力の高さがうかがえる。

屈強なDFを相手にしたとしても倒れないフィジカル、裏抜けのセンス、ボックス内での強さとストライカーに必要なすべての要素を兼ね備えていたコスタ。チェルシー時代にはエデン・アザールとのコンビが強力であり、彼ら2人でゴールを奪うことも少なくなかった。

しかし、クラブとの衝突が絶えない選手であった。チェルシー時代には当時指揮官であったアントニオ・コンテと揉めており、復帰したアトレティコでも個人的な理由として契約を解除している。のちにクラブスタッフとの関係性が退団につながったと報じられている。

そんなコスタは今夏の移籍市場で母国ブラジルのアトレチコ・ミネイロに加入していた。15試合で4ゴール1アシストとまずまずな数字を残していたのだが、契約を解除して現在はフリーとなっている。2022年12月31日までの契約だったが、移籍市場に精通しているジャーナリストのファブリシオ・ロマーノ氏によれば双方合意の元で契約が解除されたようだ。これまでと同様にクラブとの関係が悪くなったことで退団につながったとの報道は出ていないが、経歴を考えれば勘ぐってしまうのも仕方ない。

西『SPORT』によればスペイン2部のエイバルがコスタに興味を示していると報じており、再びスペインで見られる可能性はある。しかし、少なくとも2つのクラブと揉めてしまった事実は残っており、エイバルが諸刃の剣となってしなったコスタを獲得するのか注目したい。

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