バイエルン“中盤の要”はいつピッチに戻ってくる ナーゲルスマンを悩ますゴレツカの不在

現在離脱を強いられているゴレツカ photo/Getty Images

復帰は2月にまで長引く可能性

スカッドが万全の状態であれば他を寄せ付けぬ力を持っているはずのバイエルン・ミュンヘンだが、昨今の同クラブは主力の多くをさまざまな理由で起用することが不可能となっている。負傷、新型コロナ陽性、アフリカ・ネイションズカップ出場……。戦線を離脱する選手が短い期間で何人も重なり、先日行われたブンデスリーガ第18節のボルシアMG戦では、ベンチ入りメンバーのほとんどがアカデミーの選手という事態に陥ったことも記憶には新しい。

まさに緊急事態と言える局面を迎えているバイエルン。なかでも痛いのはMFレオン・ゴレツカの不在だろう。以前までチームの中盤を支える存在として活躍していたゴレツカだが、12月から膝を痛めて現在は戦線を離脱することとなっている。その代役としてはマルク・ロカなどが奮闘している状況だが、やはりゴレツカ級の活躍を期待することは難しい状況だ。

そんなゴレツカだけに一刻でも早い戦線復帰は待たれるところ。しかし、独『Spox』は彼がピッチに変え得てくるのは2月に入ってからとなる可能性が高いと伝えている。怪我の具合は当初思われていたよりも深刻なようで、バイエルンは慎重に復帰時期を見極めているという。

ボルシアMG戦でジョシュア・キミッヒが帰ってきたのは朗報だったが、依然としてゴレツカの復帰までには少し時間を要することとなりそうなバイエルン。中盤のキーマンとして活躍していた選手だけに、彼の帰還は待たれるところ。今後もしばらくは難しいスタメン選びを強いられることとなりそうなユリアン・ナーゲルスマンだが、はたして若き指揮官はこの苦境をどのように乗り越えていくのだろうか。ゴレツカ抜きでどうチームを組み立てるかは、青年監督の手腕の見せどころとなりそうだ。

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