既に代役候補の名前も…… 501分しかピッチに立てていない7200万ポンドの男

すっかり影の薄くなってしまったペペ photo/Getty Images

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若手の勢いに飲まれてしまった

ここまで若手を中心としたメンバーで戦い、好調を維持しているアーセナル。直近のFAカップではノッティンガム・フォレストに遅れを取ってしまったが、ここまでプレミア4位は伊達ではない。

そんな未来の明るいチームで影が薄くなってしまっているのが、FWニコラ・ペペだ。フランスで頭角を現し、リールから7200万ポンドのクラブ史上最高額でやってきたドリブラーのペペ。テクニックとスピード、昨季10ゴールを挙げた決定力の高さを兼ね備えた選手だったが、今季はここまでわずか501分しかプレイタイムを得られていない。これといった怪我があったわけでもないのだが、ブカヨ・サカやガブリエウ・マルティネッリのような若いサイドアタッカーの勢いに飲まれてしまい、プレミアでの先発は10月のクリスタル・パレス戦にまで遡ることになる。

ここから立場を逆転させたいペペだが、アーセナルは欧州のコンペティションがなく、サイドアタッカーは前述したサカやマルティネッリで足りている。さらに自身はコートジボワール代表としてアフリカネーションズカップに参加しており、勝ち進めば2月序盤までチームに戻ることはない。

クラブはペペの売却を検討しており、英『football.london』によれば既に代役としてフランクフルトのフィリップ・コスティッチをターゲットとしているようだ。29歳とここまでアーセナルが進めてきた若手路線ではないが、昨季は14アシスト、一昨季は11アシストとコンスタントに数字を残している選手であり、安定したパフォーマンスを見込むことができる。ペペもコンディションが上がっていれば素晴らしい動きを見せるが、いかんせんコスティッチのような安定感がない。

昨季は10ゴールを挙げ、チームをけん引する活躍を見せるも7200万ポンド級の活躍は見せられていないペペ。26歳とまだこれからの選手であり、今後の去就に注目だ。

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