ヴィニシウスであれば守備は仕方ない 38歳となった鉄人D・アウベスの攻撃性能は健在だ

アウベスのビルドアップでの貢献度は健在だ photo/Getty Images

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やれることはやっている


先日行われたバルセロナ対レアル・マドリードの一戦は2-3でレアルが白星を挙げている。結果としては今季好調のレアルが不調だったバルセロナを下しており、予想通りとなったわけだが、シャビ・エルナンデス率いるバルセロナの今後にも期待できる試合となった。

特に後方の安定感がバルセロナの強さにつながったか。攻撃時は3バックとなるバルセロナの最後尾ではダニエウ・アウベスとセルヒオ・ブスケッツが中心となってビルドアップを行っており、効果的に前線にボールを配球していた。アウベス加入前の3バックの右サイドはエリック・ガルシアやオスカル・ミンゲサなどシャビ監督は複数の選手を試したが、しっくりくる選手はおらず安定しないポジションだった。が、ベテランのアウベスが来たことですぐにフィットし、攻撃の中心として輝いている。

しかし、38歳という年齢と、対峙する相手が世界最高峰のウインガーであるヴィニシウス・ジュニオールということもあり、守備面では苦しめられた。特にイエローカードを貰ってしまった後はタイトにマークできず、2失点目の起点となったフェルランド・メンディに突破を許してしまっている。今後もアウベスの右サイドは守備で何度も狙われることが予想でき、シャビ監督がどう対応するのは見ものだ。

守備では脆さを見せるも、攻撃面特に後方からのビルドアップでは素晴らしい活躍を見せた38歳のアウベス。今後も彼に頼ることになりそうだが、年齢からくる疲労を考えればアウベスに代われる選手が欲しい。バルセロナのどう動くのか。

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