期待できるバルセロナが復活? DFジェラール・ピケが語る大きな手応え

今後への期待を語るピケ photo/Getty Images

続きを見る

ようやく復活か

長年クラブを支えたリオネル・メッシがクラブを去り、弱体化が進んでいたバルセロナ。クラブはそれを阻止するためOBであるシャビ・エルナンデスを招聘し、今季2度目となるレアル・マドリードとのエル・クラシコに臨んだ。

結果は2-3と今季のクラシコは2連敗となったわけだが、今後に期待できる内容であったことは間違いない。得点に関しても2度追い付いており、以前までにはなかった攻撃での怖さがあった。

特に希望を持てたのは、若手の活躍だ。後方ではロナウド・アラウホが対人性能の高さを見せ、ヴィニシウス・ジュニオールを封じていた。前線では長い期間怪我で離脱していたペドリとアンス・ファティが復帰している。ファティは貴重な同点弾を決めており、ペドリは攻撃面で違いを生み出していた。新戦力のフェラン・トーレスもお披露目され、もうひとりのフェランであるフェラン・ジュグラも終盤に起用されており、攻撃陣は期待できるタレントを複数抱えるようになっている。

この期待感はピッチ内の選手も感じているようで、「この試合のようにプレイできれば、タイトルを争うこともできる(西『SPORT』より)」と、ジェラール・ピケが試合後のインタビューでコメントしている。実際にリーガで首位を走るレアルをボール保持で押し込む場面も多く、シュート数20本、枠内シュート6本とティボー・クルトワが守るゴールマウスを何度も脅かしている。前回対戦となったリーガ・エスパニョーラ第10節は枠内シュート2本と情けない結果に終わってしまっただけに、ここまでの成長がうかがえる。

メッシ退団後、崩れかけていたチームが一気にまとまりつつあるバルセロナ。今後はリーグ戦やナポリとの対戦が決まっているELなど、タイトルを狙えるコンペティションは残っており、今後の躍進に期待したい。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ