ローマ期待の下部組織出身SBが武者修行へ ジェノアで成長してほしい未来のリーダー候補

今冬ジェノアにレンタル移籍することとなったカラフィオーリ photo/Getty Images

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19歳のレフティーはどこまで成長する

将来フランチェスコ・トッティやダニエレ・デ・ロッシなどに続く偉大なASローマの主将となるために、若きサイドバックはレンタル先で成長して帰ってくることができるか。今冬移籍市場にて、経験を積むべく武者修行へ向かったのはDFリッカルド・カラフィオーリ(19)だ。

今季は昨夏開催されたEURO2020で大怪我を負ったDFレオナルド・スピナッツォーラの代役として、左サイドバックで躍動することに期待がかかっていたカラフィオーリ。しかし、夏の移籍市場でクラブが新たにマティアス・ビニャを獲得したことによって彼の出番が伸びることはなく、シーズン前半戦は公式戦9試合の出場にとどまっていた。

そんな状況もあって、今冬カラフィオーリはジェノアへとレンタル移籍することとなっている。第21節終了時点において、セリエAで19位に沈む同クラブ。この危機的状況のなか、彼らはこれまで左ウイングバックのポジションで躍動していたU-21イタリア代表DFアンドレア・カンビアッソをハムストリングの負傷で欠くこととなっている。ジェノアとしては緊急事態だが、多くの出場機会を得たいカラフィオーリにとっては成長のための絶好機と言っていい。ひと回り大きくなってローマへと帰還するためにも、若きレフティーはこのチャンスを積極的に活用していきたいところだ。
ジェノアで新たな冒険を始めることとなったローマの新鋭サイドバック。はたして、カラフィオーリはこの武者修行でどこまでスケールの大きな選手となっていくのだろうか。大ブレイクにも期待がかかる。

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