2部新記録の得点王も完封 怪我で苦しんだ2年間を経て世界屈指のCBとなるマティプ

ブレントフォード戦にスタメン出場したマティプ photo/Getty Images

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昨季はプレミア10試合の出場にとどまる

プレミアリーグ第22節でリヴァプールはブレントフォードに3-0と勝利した。この試合でスタメン出場したジョエル・マティプは、対人の強さを見せつけて完封勝利に貢献する。

フィルジル・ファン・ダイクとの鉄壁なコンビを形成するマティプ。最終ラインの裏を狙い続けるブレントフォードに対し、マークを外されるシーンもあったが、強靭なフィジカルやカバーリング能力で事なきを得るなど、ゴールネットを揺らされることなく勝ち点3を獲得した。

特に相手のエースであるイヴァン・トニーは、昨季のEFLチャンピオンシップ(2部)で歴代最多得点数となる31ゴールを挙げてリーグ新記録を樹立した。今季プレミアリーグではここまで4得点を決めており、ゴール以外での動き出しなどチームに欠かせない存在だ。そのトニーに対して、マティプは一歩も引かずに自身の武器である対人の強さを見せて最後まで守り切った。

ここ数年は怪我による離脱を繰り返してチームに貢献することができなかったマティプ。昨季もフィルジル・ファン・ダイクやジョー・ゴメスらとともに長期離脱となってしまい、プレミアリーグで10試合の出場にとどまるなど、放出候補にも挙げられていた。

過去2年間で19試合しか出ることができなかった男が、今季はすでに16試合に出場。UEFAチャンピオンズリーグでも活躍しており、ファン・ダイクとのコンビは世界屈指ともいえるだろう。以前から出場すればワールドクラスのプレイを見せてきたマティプ。彼が離脱せず出場を続けていることが、リヴァプールの強さにもつながっているのだろう。

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