苦しんでいた頃が嘘のよう ドルトムントで躍動し始めたオランダのワンダーボーイ

ドルトムントの前線で躍動しているマレン photo/Getty Images

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ようやく本領発揮し始めたアタッカー

昨季エールディビジでは大爆発していたものの、やはり欧州4大リーグで活躍するのは難しいのか。2021-22シーズン序盤戦にドルトムントの新加入FWが苦しむ姿を見て、そんなことを思っていたファンは少なくなかったことだろう。

その新加入FWとは、昨夏PSVから移籍してきたしたオランダ代表FWドニエル・マレン(22)だ。20-21シーズンはエールディビジで19得点を挙げた同選手だが、今季序盤戦は新天地で苦戦を敷いられることに。11月上旬まで公式戦のゴールがわずか「1」という事態に陥っていたことも記憶には新しいところだ。

しかし、近頃のマレンは徐々にその実力をドイツでも発揮できるようになってきた。序盤戦こそ思うように実力を発揮できなかった同選手だが、近頃はドルトムント攻撃陣において重要なピースとなっている。自慢の突破力を活かして局面を打開する場面も多く、現地時間14日に行われたブンデス第19節のフライブルク戦(◯5-1)ではサイドの深い位置で何度も相手DFを出し抜くドリブルを披露。得点やアシストこそなかったものの、彼の個の力は確実にフライブルクにとって脅威になっていた。
「シーズン序盤戦は批評家たちのターゲットにされたマレンだが、彼はウィンターブレイク前から本当によくやっている。準備期間が終了し、彼はいよいよドルトムントの攻撃に違いをもたらす存在となった。欲を言えばもう少し直接ゴールに絡んでほしいが、現在でも十分評価に値する」

そして、そんなマレンの復調には独『sport.de』もこのように称賛を送っている。開幕からはしばらくブンデスリーガで大きな壁にぶち当たっていたものの、ようやくドイツのサッカーに慣れてきたオランダ代表FW。今後、マレンは加入当初の期待通りにドルトムントの攻撃を支える存在となってくれそうだ。

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