主力含む5名が招集できない日本代表 吉田、三笘不在は気になるが、最もピンチなのは……

森保監督はこの危機的な状況をどう打開する photo/Getty Images

森保監督の手腕が試されることになる

2022年に予定されているワールドカップ・カタール大会に向けたアジア最終予選を戦っている日本代表。全10試合が開催され、ここまで6試合を戦って4勝2敗でグループBの2位に付けている。残り4試合が予定されており、直近では1月27日に中国戦、2月1日にサウジアラビア戦を日本代表は戦うことになっている。

しかし、日本代表はこの2試合を万全のメンバーで戦えない可能性が出てきた。国内メディアのオンライン取材に対応した森保一監督は吉田麻也、三笘薫、古橋亨梧、室屋成、谷晃生の5名が負傷の影響から最終戦に間に合わないことを明かしている。

非常に苦しい状況に追い込まれたといえるが、これをチャンスに変えるしかない。センターバックである吉田の代わりはシャルケの板倉滉が務めることになるか。最終予選での起用がここまでない同選手だが、森保監督が率いる東京五輪ではCBとして試合に出場している。そこでのパフォーマンスを知っている監督であれば、中国戦での抜擢は十分にあり得る。

三笘に関しては前節のオマーン戦でヒーローとなっており、貴重な攻撃の駒を失うことになったが、ポルティモンセの中島翔哉が招集される見込みだ。素早いドリブラーであり、三笘にはないミドルシュートを持っている。遠くからの武器がなかったサムライブルーとしては貴重な戦力が復帰することになる。

一番深刻なのは右サイドバック室屋成の離脱だ。国内組であれば酒井宏樹や山根視来の招集が予想されるが、国内組はオフの真っ最中だ。コンディション調整のために合宿を開催するようだが、貴重な実戦であるウズベキスタン戦は情勢の影響からなくなってしまった。アーセナルでは右SBで起用されている冨安健洋を右で使う案もあるが、吉田不在のCB陣から冨安まで抜くのはリスクが高すぎる。

数人の主力を欠くことになった森保ジャパン。新戦力を試す大きなチャンスだといえるが、指揮官はどのような選手をチョイスするのだろうか。

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