ベルギーで苦しむ背番号10のサムライ 鈴木武蔵の逆襲劇を皆が待っている

今季はまだ得点がない鈴木 photo/Getty Images

1年間無得点の苦悩

「ゴールはケチャップのようなもの」。そういった表現はサッカーファンの間でもお馴染みだが、はたしてベルギーで苦しむサムライはいつ復活を遂げるのか。1点さえ決めてしまえば、彼は感覚を取り戻すことも可能なはず。しかし、その1点が遠い状況に立たされているのはベールスポットに所属するFW鈴木武蔵だ。

北海道コンサドーレ札幌から加入して間もなかった昨季序盤戦こそ、リーグ戦第11節までの出場7試合で5ゴールを挙げていた鈴木。ベルギーでのスタートは実に順調だったと言っていいが、その後の同選手はなかなかゴールを決めることができていない。出番自体はそれなりに得ていたものの、最終的に昨季はシーズンを通して6ゴールという結果に終わってしまった。

そして、今季も鈴木はベールスホットで得点に絡むことができない状況が続く。21-22シーズンはここまで公式戦18試合に出場して得点はゼロ。最後にゴールを決めたのは2021年の1月13日となっており、いつの間にか無得点の期間は1年間も続くこととなっている。

札幌時代には2018年、そして2019年シーズンにJ1で二桁得点を挙げ、コンスタントに日本代表にも選出されていた鈴木。その実力は日本のファンならば誰もが知っているだけに、まずは何がなんでも1点を決めて波に乗りたいところ。高さとスピードの両方を併せ持つ彼の爆発にはベールスホットも期待しているはずで、無得点の状況が長く続いているなかでも出番が回ってくるのはまだ期待されている証拠と言えるだろう。

復調さえすれば、鈴木は日本代表にとっても大きな戦力となるはず。ベルギーで背番号10のシャツを身に纏うサムライの逆襲劇開始を多くのファンが待ちわびている。

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