帰還した“ガンマン”は再びセリエAで火を吹くか ピョンテクに期待したい大復活劇

今冬フィオレンティーナに加入したピョンテク photo/Getty Images

ヴィオラを導く存在となれるか

ポーランド出身の“ガンマン”はイタリアの地で再びかつての輝きを取り戻すことができるのか。ACミラン退団以降はすっかり名前を聞くことが少なくなっていたストライカーだが、彼は慣れ親しんだセリエAで復活を遂げることとなるかもしれない。

その男とは、今冬移籍市場でフィオレンティーナに加入したFWクシシュトフ・ピョンテク(26)だ。今回の移籍で約2年ぶりとなるセリエA復帰を果たした同選手。ミランでプレイしていた頃は圧倒的な得点力で多くのカルチョ好きを魅了していたストライカーだけに、思い出の地における復活には期待がかかる。

そして実際、新天地デビューを果たした現地時間13日のコッパ・イタリアのナポリ戦にて、ピョンテクはさっそく周囲の期待に応えてみせた。この試合に73分から投入された同選手は、延長戦に突入した108分に試合を決定づける移籍後初得点を記録。右サイドからの低いクロスをそのままゴールへ流し込み、お馴染みのゴールパフォーマンスも披露することとなっている。

ミラン退団前の半年間や、その後向かったヘルタ・ベルリンではなかなか得点を生み出せなかったものの、ピョンテクはフィオレンティーナで復活するのか。まだ気は早いかもしれないが、そんな期待感は漂っていると言っていいだろう。そういった状況のなか、クラブOBのブラジル人DFロムロもピョンテクの復活には大きな期待を寄せている。

「クシシュトフは素晴らしいパーソナリティを備えているし、本当に能力の高い選手だと思う。ピッチ上では常に“獣”のようだと表現したほうがいいかな。私は今でもヴィオラの仲間と連絡を取っているんだが、彼はトレーニングでも素晴らしい能力を披露していると聞いている。PA内であればどこからでも得点できるんじゃないかとみんな絶賛していたそうだよ。ここ数年は少し苦しかったけれど、私は彼が復活すると信じている。クシシュトフがヴィオラを欧州の舞台へ導くキーマンになると個人的には思うね」(伊『A TuttoGol』より)

現在はセリエAで5位ユヴェントスと6ポイント差の6位につけているフィオレンティーナ。はたして、ピョンテクはそんなクラブをさらに上の順位へと導く原動力となることができるのか。今後はセリエAに帰還した“ガンマン”の大爆発に期待だ。

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