“12G7A”でもまだ足りない 34歳となったイグアインのさらなる挑戦

現在はMLSでプレイしているイグアイン photo/Getty Images

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来季はMLSでの3季目

2020年夏の移籍市場でユヴェントスからアメリカへと渡ったストライカーをまだ覚えているだろうか。かつてはレアル・マドリードやナポリでも活躍しただけに有名な選手だが、欧州を離れたことによって彼のその後を気にかけていた人は決して多くないだろう。そのストライカーとは、元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン(34)だ。

1年半前のユヴェントス退団を機にアメリカへと向かい、現在はMLSのインテル・マイアミに所属しているイグアイン。それだけに少しサッカー界における陰が薄くなってしまった同選手だが、彼は自由の国で今もなおコンスタントに得点を奪い続けている。

加入初年度となった2020年シーズンこそ9試合の出場で1ゴール2アシストの成績に終わったものの、オフを経てチームに適応した同選手は翌2021年シーズンに出場30試合で12ゴール7アシストを記録する活躍を披露。最終的にチームは11位に沈んだが、イグアイン個人のパフォーマンスには目を見張るものがあったと言っていい。昨年12月に34歳を迎えたとはいえ、彼はアメリカでまだ元気な姿を見せている。
しかし、イグアインがアメリカで真の実力を発揮するのはまだこれからなのだろうか。2022年シーズンの開幕を前にして、同選手は自身の状態が今後さらに上がっていくはずだとコメントしている。その年齢を考えれば昨季の活躍でも十分なはずだが、元アルゼンチン代表ストライカーが目指すのはさらなる高みだ。

「昨季、自分のコンディションは決して100%ではなかった。良い成績を残せたことは確かだが、今年はもっとチームに貢献できると確信しているよ。もっとヘディングでの得点を増やしていけたらと思っている。そうすることで、チームの成績も上向くんじゃないかな。このチームがプレイオフに進出できるように、できる限りの力を尽くそうと思う。開幕前におけるコンディションは過去最高だよ。今年は自分にとってもチームにとっても素晴らしい1年になる気がしてならないよ」(米『ESPN』より)

欧州トップシーンと比べればレベルは低いかもしれないが、アメリカでその実力を遺憾なく発揮しているイグアイン。MLS移籍で少し忘れられた存在となりつつあったものの、今季の彼はアメリカから世界に衝撃を与える活躍を見せることができるか。2022年はMLSにもより注目したいところだ。

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