プレミアやブンデスでも輝いた日韓W杯戦士の新天地は 現役続行の42歳が“J5”へ挑戦

南葛SCへと移籍が決まった稲本 photo/Getty Images

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関東1部へと挑戦する稲本

昨季のSC相模原は初挑戦となったJ2で、最後まで粘りながらも残留することができずJ3への降格が決まった。その相模原を退団した稲本潤一は、関東社会人1部リーグに所属する南葛SCへ加入することとなった。

ガンバ大阪で活躍した稲本は2001年にプレミアリーグへ挑戦すると、翌年からはフラムへ移籍して2シーズンで48試合5得点を記録した。その後もガラタサライやフランクフルトでも主力として活躍し、日本代表では2002年の日韓ワールドカップでゴールを挙げるなど輝きを放った。

日本へ帰国後は川崎フロンターレや北海道コンサドーレ札幌でプレイし、2019年に相模原へ移籍。一昨季はJ2昇格を決めるなどチームの歴史が刻まれる中、2年間で10試合に出場、昨季も出場はわずか9試合にとどまり相模原の退団が決まった。

南葛SCは関東社会人サッカーリーグ1部に所属しており、J1から数えると実質“J5”となる。今季はベガルタ仙台を退団した元日本代表の関口訓充が加入するなど、JFL昇格に向けて大きな補強を行っている。豊富な運動量や攻守両面で高いパフォーマンスを発揮する稲本は、関東リーグの舞台でもチームに貢献できるだろうか。現役続行を決めた42歳の日韓W杯戦士が新たな目標へ突き進む。

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