マルセロが手にした23個目のタイトル 2010年代後半のレアルは“黄金期”を築いた

レアルで数々の成功を収めてきたマルセロ photo/Getty Images

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CL3連覇などタイトルを量産

ラスト5分の出場ではあったものの、レアル・マドリードDFマルセロは先日行われたスペイン・スーパー杯決勝のアスレティック・ビルバオ戦に途中出場を果たし、ピッチの上で優勝の瞬間を味わった。

レアルは2-0でビルバオを退けたわけだが、これはマルセロにとってレアルで23個目のタイトルだ。スペイン『MARCA』も振り返っているが、マルセロは1つの黄金期を実現した世代と言っていいだろう。

今季は主力になっていないが、マルセロはレアルでチャンピオンズリーグ3連覇など輝かしい時間を過ごしてきた。すでに退団したDFセルヒオ・ラモスとともに、2010年代のクラブを象徴する選手だったのは間違いない。
マルセロとレアルの契約は今季限りとなっているため、残り獲得できるタイトルは限られている。今の状態ならばリーガ・エスパニョーラ制覇は実現できそうで、理想としてはチャンピオンズリーグのタイトルも欲しいところ。

また、MFトニ・クロースもキャリアでは23個目のクラブタイトルとなっている。クロースの場合はバイエルン時代も含まれているが、ブンデスリーガ制覇3回、DFBポカール制覇2回などドイツ国内でも成功を収めている。チャンピオンズリーグもバイエルンで1回、レアルで3回制しており、こちらも見事なキャリアだ。

2010年代といえばジョゼップ・グアルディオラが作り上げた黄金期のバルセロナが話題になりがちだが、チャンピオンズリーグ3連覇など2010年代後半からのレアルも1つの黄金期を迎えていたと言っていい。カリム・ベンゼマ、クロース、カゼミロ、ルカ・モドリッチ、マルセロ、ダニエル・カルバハル、ガレス・ベイル、そしてすでに退団したラモス、クリスティアーノ・ロナウドらはそれに大きく貢献した英雄であり、この世代は長く記憶されていくことになるのだろう。

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