まさかの前回王者アルジェリアを粉砕 番狂わせ起こす赤道ギニア代表の脅威

アルジェリア代表を撃破した赤道ギニア代表(右) photo/Getty Images

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狙うはグループステージ突破

現在行われているアフリカ・ネイションズカップのグループステージ初戦でシエラレオネと引き分け、35戦連続無敗と数字を伸ばしていたアルジェリア代表。そのアルジェリアを止めたのは、何と赤道ギニア代表だった。

まさかと思ったファンも多いだろうが、アルジェリアはグループステージ第2戦で赤道ギニアに0-1で敗北。アルジェリアの方はマンチェスター・シティMFリヤド・マフレズ、ミランMFイスマエル・ベナセル、ボルシアMG所属DFラミ・ベンゼバイニら欧州5大リーグで活躍する選手がスタメン出場したが、1点も奪うことが出来なかったのだ。

赤道ギニアにはワールドクラスと呼べる選手はいないが、初戦ではコートジボワール相手に0-1と接戦を演じるなど、侮れない相手だ。残念ながら2022ワールドカップ・アフリカ予選では2次予選で敗退となったが、それでも2次予選のグループBでは2位に入る大健闘だった。グループステージでは首位通過したチュニジア代表にも勝利を収めるなど、力をつけているのは間違いない。
赤道ギニアはスペイン出身の選手も多いため、スペインのクラブに在籍している者も珍しくない。例えば今回も召集されているカディス所属MFカルロス・アカポはスペインのエルチェ出身だが、父が赤道ギニア人ということから赤道ギニア代表を選択している。

ラス・パルマス所属のDFサウール・ココも同様で、フエンラブラダでプレイするFWイバン・サルバドールは祖父が赤道ギニア国籍ということから赤道ギニア代表を選択しており、スペインのクラブで経験を積んでいる者が多いのは1つの特長だ。

他にもイタリア・セリエBのモンツァでプレイするMFホセ・マチン、ポルトガルのブラガでプレイするFWルイス・ンラボなど国外組が多く召集されており、自国のチームでプレイしている者は7名しか召集されていない。

赤道ギニアがグループ最終戦のシエラレオネ戦で狙うのはもちろん勝利で、アルジェリアとコートジボワールと同居したグループを突破するつもりだ。2015年大会ではベスト4に入ったこともあり、将来的にはワールドカップ初出場を狙いたいところ。アフリカの戦いは以前よりハードなものだが、赤道ギニアは4年後のワールドカップへ向けた予選でもダークホースの一角となりそうだ。

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