“1235本”ものパスでサウジを支配する ACLに出てくるアルゼンチンのテクニシャン

現在はサウジアラビアに活躍の場を移しているバネガ(写真はセビージャ時代) photo/Getty Images

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2020年からサウジアラビアでプレイ

Jリーグからは川崎フロンターレ、浦和レッズ、横浜F・マリノスが本大会に出場し、ヴィッセル神戸がプレイオフから登場することになっているアジア・チャンピオンズリーグ2022。

韓国勢に加えて近年強敵となっているのが昨季のACL王者アル・ヒラルも所属するサウジアラビア勢だ。今年もアル・ヒラルはACL本大会に出てくるが、それに加えてもう1つ注目したいサウジアラビアのクラブがある。

昨季国内リーグで2位に入り、ACL出場を決めているアル・シャバブFCだ。このチームの象徴といえば、昨季国内リーグで11アシストを決めてアシスト王のタイトルも得たアルゼンチン人MFエベル・バネガである。
インテルやセビージャでもプレイしてきたバネガは2020年よりサウジアラビアのアル・シャバブと契約しており、昨季はリーグ戦7得点11アシスト、今季もここまでリーグ戦16試合で5得点4アシストと好調だ。

サウジ・プロフェッショナルリーグ公式が紹介するデータによると、今季のバネガはリーグ戦にて単独トップとなる1235本ものパスを記録している。これは2位につけるアル・アハリDFアブドルバシト・ヒンディの892本に大差をつけている。バネガが現サウジ・プロフェッショナルリーグのNo.1パサーなのは間違いないだろう。

現在バネガは33歳を迎えているが、実力的にはまだまだ欧州トップレベルで活躍できるはず。そんな選手が加わっているアル・シャバブはACLでも厄介な相手となるはずで、今季は国内リーグでもアル・イテハドに次ぐ2位につけている。

バネガは現アジアサッカー界においては1、2を争うゲームメイカーだが、ACLでどんなプレイを見せてくれるのか。神戸のアンドレス・イニエスタにも魅せてほしいところで、欧州で活躍してきた選手たちをACLで堪能できるのは現代ならではの贅沢と言えそうだ。

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